私自身、シングルマザーとして子供を育てているので、『キャバ嬢で子持ち』の人の気持ちとか葛藤が身にしみてわかります。
子供のことが可愛くないわけではないけど(むしろ愛してる!)男性のお客さんにとってはやっぱり『子供がいない女性』の方がいいにきまっています。
「子供がいる」と「いない」じゃ相手への印象ってだいぶ違うんだなぁとキャバ嬢をしていて、しみじみ感じます。
キャバ嬢をしていて、すごく迷う部分『子供がいることをお客さんに話すか、話さないか』。
シングルマザーでキャバ嬢をしているかたは1度はぶつかる壁じゃないかなと思います。
当記事では「子持ちであることをお客さんに話すかどうか」に焦点を当てて、私なりにお話しますね!
⇒こちらの記事もキャバクラで働くシンママキャバ嬢にとって参考になると思うので読んでみて下さいね!
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キャバ嬢は客さんに子持ちである事を話さないほうがいい
キャバクラでのお客様の楽しみはキャスト(キャバ嬢)との会話です。
その会話に「私、実はシングルマザーで子供がいます」と生々しい現実が語られたら・・・
一体どうなるのでしょうか?
私が勤務するお店では「絶対にお客様に子持ちであることを言わない」というキャストもいます。
- 疑似恋愛を楽しみたいお客様の気持ちが萎える
- 女性と話をするのではなく、母親と話をする感覚になる(所帯じみてしまう)
実際に私も過去に「実は子供がいるんです」と打ち明けたところ、二度と指名してくれなかったことがありました。
やはりキャバクラでは現実的な話をしない方がいいのでしょうか?
お客さんに子持ちを話すタイミング
じつはすべてのお客様に「子持ちであること」をしっかり隠す方がいい・・・というわけではありません。
恋愛感情をあまりもたないお客様やお互いにかなり親しくなったお客様なら打ち明けてもよいこともあるんです。
ではどんなときに子持ちであることを話せばいいのでしょうか?
その最適なタイミングについてまとめました。
お客さんに聞かれたタイミング
お客様とお話ししていると、不意に「君って、子供がいるの?」と聞かれることがあります。
こう聞かれるときは、相手が「あれ?この子は子持ちかな?」と感づいたのかもしれませんし、特別興味をもたれたときかもしれません。
初めてお話しするお客様に「はい、そうです」と言うのは抵抗がある、自分は独身キャラで通している方は「子供はいません」と嘘をつくのも間違いではありません。
けれど私は聞かれたときには正直にお話しするようにしています。
私個人に興味をもってくださったわけですから、嘘をつくのは良くないだろうと判断しています。
もちろん独身をと押すのも有りなので、そこは個人の考え方ですね。
お互い親しくなったら話す
何度か指名してくれて、お互いの趣味だけではなく、身内の話や相談などができるようになったら打ち明けるのも良いタイミングです。
親しくなるとどうしても嘘をつきとおすことが難しくなるので、正直に話しておく方が精神的に楽です。
「私はシングルマザーです」とはなかなか公言しづらいですが、信頼できそうな方なら大丈夫。
そうしておけばアフターのお誘いも断りやすくなりますし、そもそも子供がいるとわかっているならアフターのお誘いは来ません。
恋愛感情を持たないお客さんだった場合
キャバクラは疑似恋愛を楽しむ場所ではあるのですが、なかには「一人でお酒を飲むのが寂しいから」という理由で来店される方もいます。
こういうお客様はもともと恋愛目的ではないので正直なお話をしても心が離れるようなことはなく、逆に「大変だね」と共感してもらえることも。
「大変そうだから応援するよ」と本指名やボトルキープしてくださるケースもありました。
恋愛感情をもたないお客様はキャストのプライベートをしつこく聞いたり口説いたり、アフターに無理やり誘ったりはしません。
とにかくあっさりしています。
恋愛感情のないお客様なら子供がいることを打ち明けても、簡単に離れるようなことはないです。
もし離れていったら、そのキャストに飽きただけ。
恋愛がらみの嫉妬や恨みもなく付き合いやすいタイプですね。
子持ちを話すことで得られるメリット
「私、子持ちなんです」と話をすることで、一体どんなメリットが得られるのでしょうか?
実は、素直に話すことで得られるメリットもちゃんとあるんですよ。
口説いてくる客が減ること
「私、子供がいるんです」と言えば、恋愛目的のお客様がサーっとひいていきます。
『子供のいるキャストは眼中にない!』とばかりに、ほかの女の子に指名替えすることも珍しくありません。
つまり、口説き目的のお客様は確実に減るんです。
口説いてくるお客様は最初から恋愛目的なので、早い段階であきらめてもらえるのは本当に助かります。
私の場合は新規のお客様にいきなり「子持ちです」とは言わず、口説きがしつこいお客様撃退用として伝えています。
理解してくれるお客さんだけが残る
キャバクラは疑似恋愛を楽しむ場所なので、子持ちであることが分かってしまうとお客様が逃げる・・・のは、悲しい現実です。
けれどすべてのお客様が逃げてしまうわけではなく、最終的に私の身の上を知ったうえでお付き合いしてくれる方だけが残ります。
そうなると気の合うお友達のような感覚になり、どんなことでも気軽に話せる関係に。
私を理解してくださる方だけが残りますが、最終的には信頼関係で結ばれたお客様が私を支えてくれます。
子供の話題で盛り上がる
お客様のなかにも、当然子持ちの方がいます。
お互いに子持ちであるとわかると「子供あるある」話で盛りあがったり、子供の悩み相談など「子持ちでなければできない」話題で楽しめますよ。
結婚や出産の経験がない未婚女性ではできない会話ですね。
人生経験が多いとその分話題も増えますから、キャバクラで働く者は経験も武器になります。
同僚のキャバ嬢にも話さないほうがいい
「私、子持ちです」とハッキリ言う“ぶっちゃけキャラ”で通すなら問題ありませんが、もし「子持ちであることを隠したい、未婚女性を演じたい」のであれば、同僚のキャストには絶対秘密にしてください。
お店のなかで話したことはあっという間に広がってしまうからです。
またほかのキャストに「ねえ、あの〇〇ちゃんって子供いるの?」と聞いてくるお客様もいて、内情を知られていると「シングルマザーみたいですよ」と簡単にバラされてしまうんです。
「〇〇ちゃんって独身のはずなのに、シングルマザーだったの?」と夢を壊されてしまうと、もう二度とお店に来てくれないかも。
まとめ
- キャバクラを疑似恋愛の場として楽しみたいお客様には「子持ちであること」をできるだけ隠す
- 何度も指名してくれる信頼できるお客様や恋愛目的ではない方には、カミングアウトもOK
- 信頼できる友人関係(友達営業)を構築できれば、子供の話題で盛り上がることも可能
- ただし独身女性を演じたいなら、ほかのキャストに子持ちであることを知られないよう注意